【世界一周】パナマ
パナマのクリストバルに寄港しました。
湿度が高くてムシムシと暑いです。夏が苦手な私にとって、日々夏バテのようなだるさとの戦いですが、かんかん照りじゃなかったのがせめてもの救いでした。
パナマは自由行動は危ない国だと聞いたので、ツアーを選択。その名も「先住民族の人びとに出会う」ツアー。バスとボートを乗り継いで、エンベラ族という先住民族に会いに行きました。
ボートでジャングルの中を抜けていきます。
狭い水路を抜けて、広い池に出たと思ったら、その先にはエンベラ族の村。
こんなの言っては失礼かもしれませんが、テーマパークのアトラクションみたいだなと思いました。ここで生活しているってのがにわかに信じられない。でも、彼らにとってはこれが「リアル」なんですよね。
ペットの鳥もいました。マスコットキャラ的存在。かわいいなあ。
フルーツまで用意してくれて、バナナの葉をお皿がわりにしていただきました。
久しぶりに食べたパイナップルがすごくおいしかったです。
お祭りの時に描くという民族のタトゥーも体験させてもらいました。
このタトゥーは1週間くらいで消えるそうです。写真では描きたてなので薄いですが、しばらくするとだんだん色濃くなってきます。こういうのすごい楽しい。
最後には伝統のダンスも披露してくれて、あっという間の1日でした。
実は、ツアーでこんな所に来れたのも、こんなに歓迎してくれたのも、彼らが自分たちの村に来てもらうという観光業を営んでいるからなんです。
なので、雰囲気は抜群だし、おもてなしムード満載のはずです。
お客さんの対応にも慣れていて、とっても過ごしやすかったです。
でもこれが、伝統を守りながら現代を生き抜くための彼らなりの方法なんですよね。
日本でもそうですけど、昔のままの生活を守るってそう簡単にできることじゃないと思います。便利なものが増え続ける現代。携帯電話ひとつあればわりと何でもできてしまう世の中。しかし、そんな流れに身を任せ過ぎて、自分たちの国の古くからの文化を忘れてしまっていいのだろうか、とふと思いました。
ヨーロッパを見てきても思ったんですが、先進国になればなるほど、国や人の雰囲気はみんな似てきます。みんな同じものを持って、みんな同じ服を着て。技術の進歩に伴って、何か大切なものをどこかに置き忘れてきてしまったような気がしてなりません。
決して、現代でも火をおこしてかまどでご飯を炊けって言いたいわけではないのですが、せっかくの伝統文化(身近な例でいえば、地域特有のお祭りだとか伝統的な地元の料理だとか)を途絶えさせてしまうのは本当にもったいないな、日本でももっと生活に根付いた方法で日常に取り入れることができてたらいいのにな、と感じました。
現代社会に染まってしまった私たちにはもう手遅れなのかな。
なんかいいアイデアないかな。