旅と、ごはんと、それから私

1988年生まれ理系女子による旅&ごはんブログ。「いってきます」と「いただきます」を楽しみに生きています。

【ワーホリ】小さなリゾート地ラッセル

ラッセル(Russell)はニュージーランド初の首都が近くにあったこともあり、たくさんの歴史的建造物が残る静かで落ち着いた町でした。

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ラッセルへはパイヒア(Paihia)からフェリーでアクセスできます。
フェリーで渡るので離島なのかと思いきや、実は陸続きになっていて、入り組んだ半島の先にある町。ただ、陸路で向かうより対岸から海を渡る方がアクセスがいいので、主な交通手段はフェリーのようです。

私はフェリーの往復チケットをパイヒアのアイサイト(i-SITE)で購入しました。

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ラッセルのマップもゲット。左上のロゴにペンギンがあしらわれててかわいいです。

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ラッセルの土地はマオリ語ではKororareka (コロラレカ)と呼ばれていて、かわいいペンギンというような意味だそうです。だからロゴがペンギンなんですね。昔のヨーロッパのような町並みで雰囲気がいいと聞いているので楽しみです。

それではいざ、フェリー乗り場へ。

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船着き場には想像していたより小さなフェリーが待っていました。
中はベンチだけの簡単な作り。20分程度で着くからそんなものですかね。

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海を眺めている間にラッセル到着です。

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まず目に入ってきたのは、大航海時代の海賊捕虜風の写真が撮れる顔出しパネルでした。

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上の板が少し浮くので、真ん中の大きい丸から首、左右の小さい丸から手を出せば捕虜になれるとのこと。やってみたかったけれど恥ずかしくなって断念しました。

そもそもラッセルは19世紀の当初、捕鯨船や貿易船の主な寄港地となっていたこともあり、荒々しい船乗りたちが闊歩する「太平洋の地獄」として知られていたという歴史があるそうです。なるほどね。


最初からインパクト強い発見をしてしまいましたが、実際の町はとっても静かで、まるで秘密のリゾート地のようでした。

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お店の看板も雰囲気があっていいですね。

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私の大好きなブーゲンビリアの花が軒先につるされていたり。

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このショップの佇まいなんか、本当に素敵。

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喧噪もない、静かで贅沢な時間を過ごすのにぴったりだと思いました。


しかし、くいしんぼうのお昼はおしゃれなレストランではなく、Crusty Crabのフィッシュ&チップスにしました。

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フィッシュは1つしか頼んでないのに2つ入っててラッキー。もしかしたら身が小さかったから2つつけてくれたのかもしれません。

そして食後は忘れずにちゃんとアイスも食べてきました。

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お店の名前はDelishで、扱っているアイスのブランドはカピティ(KAPITI)のようでしたが、スプーンは最大手アイスメーカーのティップトップ(Tip Top)でした。

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なぜ。
多くの人にとってはどうでもいいことですが、アイスマニアとしてはカップとスプーンは統一させてほしかったですね。でもこういう大雑把なところにニュージーランドらしさを感じます。

食後のコーヒーはHELL HOLEで。

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影になって見えづらくなってますが、実は写真を撮る時に店内でおじさんがポーズを決めてくれていました。なんて気さくでいい人なんだろう。

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"地獄の穴(ヘル ホール)"という店名とは裏腹に、マイルドでおいしいフラットホワイトでした。ごちそうさまでした。


ぷらぷらと散歩していると「ニュージーランド最古」と書かれた教会を見つけました。

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お墓に囲まれた教会ですが、ここでピクニックできるんじゃないかと思うくらい、不思議と怖い気持ちにはならない場所でした。
建物もきれい。
日本で最古と名の付くものは大抵が朽ちかけていたり、入場料が必要だったり、保存の観点から管理されていますが、そう考えるとニュージーランドの歴史は浅い方なんだろうなと思います。


ビーチ沿いの道を南に向かって歩いて行くと、ポンペリエハウス(Pompallier Mission House)が見えてきます。

緑の屋根の方はギフトショップ兼コーヒーショップになっています。ここで売られているお土産はどれもすごくかわいかったです。

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ギフトショップの左奥にあるのがポンペリエハウス。入場にはツアー申し込みがいるようですが、外観だけなら庭から垣根越しに見ることができます。

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ローマカトリック教の建物としてはニュージーランド最古だそうで、現在は昔の印刷・製本、製革の方法を実践的に学べる博物館となっています。しかし私はタイミングを逃してしまい入れませんでした。残念。

周辺には、おそらくツアー参加者に配られたシールが剥がされた痕跡が残っていました。

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イラストを見てみると、先住民マオリとイギリス人宣教師が握手しているような雰囲気。ラッセルはヨーロッパ系移民が入植した土地でもあり、マオリとの共存の意味合いも込めてのデザインなんでしょうね。

そういえば、町中にはマオリをイメージさせる板や、彫り物がいくつかありました。

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これはミュージアム裏の庭に設置されていたもの。

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もう少し長居していたら違う発見ができていたかもしれませんが、今回は帰宅。
車が乗せられるカーフェリー乗り場がオプア(Opua)という町から出ているようなので、次回は車で来てもいいかなと思いました。

帰りのフェリーは、行きとは違う船でした。

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おもちゃみたいな色。内装も違って、こっちの方がポンポン船みたいでかわいい感じです。

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いい思い出をありがとう。さよなら、ラッセル。

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