【ワーホリ】砂丘とビーチは果てしなく
ケープレインガからの帰り道、テパキストリーム(Te Paki Stream)という砂丘と90マイルビーチ(90 Mile Beach)を訪れました。
日本で砂丘と言えば、鳥取。
私は鳥取に数年住んでいたので、砂丘へは何度も行っていました。日中は日陰がなくて暑いとか、足が埋れて歩きにくいとか、見えてる丘の頂上が案外遠いとか、もうすでに経験済み。
なので、このテパキ砂丘をちょっと甘くみてた気がします。
テパキ砂丘はジャイアントサンドデューンズ(Giant Sand Dunes)とも呼ばれてます。
入り口には小川が流れているので裸足で渡りました。
ここに橋が架かってないのは、風とか雨によって砂や川の位置が変わるからなのかな、と思ったり。
砂丘に足を踏み入れてすぐは「オアシスがある!」とか「砂紋ができてる!」とか余裕を持って楽しめていました。
しかし、このテパキ砂丘は鳥取砂丘とは段違いに広かったことを思い知ります。
丘を越えても、また丘。
その丘の向こうも、ずっと丘。
ここを越えたら海かな、と思って登っても海を見ることはできませんでした。鳥取砂丘ならわりとすぐに海が見えるんですけどね。
きっと砂漠ってこんな感じなんでしょうね。
砂漠で迷っちゃう人の気持ちが今やっと実感できました。だって砂に囲まれてたら目印も何もないですからね。
星で方角を知る方法を学んどかなきゃ。
そんなことを言ってても、テパキ砂丘は予想以上に楽しいところでした。
鳥の足跡を見つけたり。
貝塚を見つけたり。
いや、本当は貝塚じゃなくて海の底で沈殿した名残りなんでしょうけど。この場所は、はるか昔に海に沈んでたってことなんですかね。地球って不思議だな。
この貝殻はツアツア。
ニュージーランドの貝マスターになる日もそう遠くない気がします。
砂丘の近くには90マイルビーチという名前のとてつもなく長く広がる浜辺があります。
日没に間に合うように向かったら、とんでもなく美しい景色に出会えました。
波が引いた後に残る水の上に反射した夕陽。
夜がそこまで迫ってきているグラデーションの空。
足元には渦を巻いた貝殻のようなものが落ちてました。
見事な黄金比。
自然の造形って本当にすばらしい。
後で調べたら、トグロコウイカというイカの殻だそうです。これで浮力を調整するのだとか。
ニュージーランドだと西海岸側のビーチでよく見つかるそうです。
この日は夢の中にいるみたいな一日でした。
ニュージーランドは美しい国だなぁ。