【ワーホリ】パックハウス比較
キウイのパッキングシーズン、紆余曲折ありまして、私は住んでいたTe Puke(テプケ)の町にある3つの大きな工場全部を転々としながら働いていました。
基本的にパッキングのシーズンは、どこもデイシフト(昼勤務)とナイトシフト(夜勤務)があります。
ナイトシフトの方が深夜手当が付くので時給がいいようですが、トータルで働ける期間がデイシフトより短くて、シーズン開始が1〜2週間遅い、終了が1〜2週間早かったようです。
記録も兼ねて各パックハウスの特徴を書いていきます。
そして私にとって重要なヒゲ度も表示してます。いいヒゲを見ると心が安らぐ。ヒゲ好きな人は参考にしてください。
・EastPack Washer Rd. (イーストパック)
きれいさ☆☆
スピード☆☆
マネジメント力☆☆☆
ヒゲ度☆☆☆
勤務期間 : 3月14日〜4月3日、5月7日〜6月16日
シフト : Day 8:00~18:00
ライン : Bravo
シーズンスタートからいて、一時的に抜けましたが戻ってきてシーズンエンドまでいました。
一番思い入れのあるパックハウス。
マオリのおばちゃんたちのヘルプと存在感がすごいです。
最終的に南米のスペイン語圏の人が多めで、ノリノリのラテン曲がかかると彼女たちは踊ります。私はそれがめちゃくちゃ楽しかったです。
とにかく個性的なメンバーばっかりで、毎日笑っていました。
そして南米のお兄さんのヒゲとインドのおじいちゃんのヒゲに癒されていました。
ピザパーティやラミントンケーキ配布など、イベントが一番多いパックハウスなんじゃないかと思います。
休憩室に掲示されたイベントカレンダー。何かある日は必ず出勤したい気持ちにさせてくれます。
購買のおばちゃんの采配次第で大きさの変わるケーキも好きでした。
これで1ドル(約80円)。安いのが売り。カフェなら4ドルくらいします。
機械のスピードは早めだと感じましたが、最終的に慣れたら難なく箱の蓋を閉めれるようになりました。
悪い点を挙げるとしたら、休みの連絡が遅いことですね。仕事が終わって掲示板を見て初めて明日が休みだと知る、ということがよくありました。
standby(スタンバイ)と書かれるのが一番嫌でした。
休みの計画が全くたてられません。
・Seeka Oakside (シーカ オークサイド)
きれいさ☆
スピード☆☆☆
マネジメント力☆
ヒゲ度☆
勤務期間 : 4月3日〜4月10日
シフト : Night 20:00~7:00
ライン : Line 2
私にはきつすぎて1週間で辞めてしまったパックハウス。
キャパオーバーの時のキウイの流れる早さがやばいです。しんどすぎて「私、この歳になってなんでこんなことしてるんだろ…」と泣きました。
メンバーとしては中華系の人とサモア人が多いです。アジア顔ならまず初めに中国語で話しかけられます。
設備が古いし、誰も掃除しないのか床がかなり汚かったのがマイナスポイントでした。
そして、機械と人のマネジメントができていないので、暇すぎて何もすることがなくてしんどいか、機械が制御できずキウイが溢れかえってパニックになるという、とにかく大変だった記憶しかありません。
休憩室にコーヒーマシーンがあることにテンション上がりましたが、使ってみると、ミルクが出ない、お湯が熱すぎて休憩時間中に飲みきれない、という問題がありました。しょんぼりしました。
ただ、数あるSeekaの中でもKKPという工場の方がマシだったらしいです。そっちにしとけばもうちょっと続けられたのかしら。
とにかく、私的には夜勤はカオスでした。
・Trevelyan’s Pack & Cool (トラベリアン)
きれいさ☆☆☆
スピード☆☆
マネジメント力☆☆☆
ヒゲ度☆☆☆
勤務期間 : 4月12日〜5月5日
シフト : Day 7:30~17:00
ライン : D4、D2
最初にD4ラインに入れたのがよかったです。トラベリアンの中でも機械が一番新しくて、各国のワーホリの若者たちがバランスよく集まったラインでした。
時計もあるし、掃除もちゃんとみんなでするし、軍手を支給してもらえるし、カフェが充実してるし、送迎バスもあるので、トータルでは優秀なパックハウスだったと思います。
私はD2ラインに途中から異動になったんですが、キウイの出てくるスピードがD2よりちょっと早いなと感じたのと、レールが狭くて箱の蓋が閉めにくいと感じました。
こればっかりはやったことある人しか共感できないかと思います。
シフトは掲示板もあるし、Facebookでも仕事あるかないかを知らせてくれます。素晴らしい。
しかし、今季はD1とN1ラインは開かれることなく終わりました。
人手が足りなかったのか、それともキウイ自体の生産量が減ったからなのかは分からずじまいです。
品ぞろえ豊富なカフェテリア。日替わりメニューもあります。
ケーキ類は小さくても大きくても、どれでも1個4ドル(約320円)でした。
会社の入り口ではワイヤーアートが出迎えてくれます。ちょっとほっこりする顔。
ただ、インドのヒゲのおじいちゃんがたくさんいたことは嬉しかったんですが、並んでる列に割り込んできたり仕事サボってたり(同じだけ給料もらってるのに!)するのもインドのおじいちゃんだったので、イライラすることも多かったです。
以上がざっくりとしたパックハウス比較でした。
いろいろと紹介しましたが、パックハウスの雰囲気は年ごとに変わっていくと思います。
ワーホリの若者たちは毎年違う子が来るし、2019年に良かっても2020年はどうなるかわからないですからね。
これらの3大工場以外には、DMSやApataが中堅、小さなところだと前に働いていたKiwi Produceがあるようです。
さすがTe Pukeは "the Kiwifruit Capital of the World" と言うだけある。