【ワーホリ】雪山と荒波とオットセイと
薄暗く重たい雲、雪を被った山々、波しぶきの舞う浜辺。カイコウラに到着した日の景色は、冬の日本海側みたいだなと感じました。
ブレナム(Blenheim)から約2時間。次の町はカイコウラ(Kaikoura)です。
Google mapのカタカナ表記ではカイコウラではなくて「カイクラ」となっていますが、町の名前の由来はマオリ語なので、ローマ字読みするのが私は正しいのかなと思ってます。
ちなみにマオリ語では、カイ=食べ物、コウラ=クレイフィッシュ(イセエビ)で、"クレイフィッシュを食べる"という意味の町名です。なかなかインパクトある名前ですよね。
カイコウラは海のアクティビティが多いので、寒い冬は閑散期。
クレイフィッシュの旬も春〜夏ということもあり、観光客もあまり見かけませんでした。
カフェもお店も開いてないので、到着した日はクーパーズキャッチ(Coopers Catch)というお店でフィッシュ&チップスを食べました。
味はそこそこ。
評価自体はけっこう高いお店なんですが、ウェリントンでおいしいフィッシュ&チップスを食べた後だったからかな。
翌日はオットセイ(fur seal / ファーシール)を見に行くことに。片道約4.5kmの道のりをひたすら歩きました。
私、よくがんばった。
往復9kmの道のりなので、曇りでしたが雨も降らずよかったです。
道の途中には隆起した地層が見れたり、クジラなのか大きな骨が落ちてたり、遠かったですが案外飽きずに歩けました。
地層がけっこう好きなので、この写真の場所みたいに右側と左側で層の種類が違うことに気がついてテンション上がったんですが、もっと地質の勉強をしていたら楽しさが倍だったんだろうなと思います。
ニュージーランドに来てからやりたいこと・知りたいことがどんどん増えていきます。植物も釣りもアウトドアももっと知識を深めたい。
そして、ついにオットセイの見れる場所に到着です。
さすがコロニーになってる場所なだけありました。その辺にごろごろオットセイがいました。
かわいい。
こっちは死んだように寝ています。
そして、冬の間しか見れないのが、子どものオットセイなんです。
こっち向いた!
大人のオットセイは動きもしないんですが、彼らはヨチヨチ歩き回ってました。いろんなものに興味深々の様子。かわいいかわいい。
帰りも同じ道を歩いたんですが、ビーチコーミングしながらだったのでお宝をいくつか手に入れました。
カイコウラの浜辺は砂浜じゃなくて、小さくて丸い石の多いビーチなんです。その石の中でも、磨いたらきれいになるんじゃないかと思って緑っぽい石を持って帰りました。
濡れるともっと深くて綺麗な緑色になります。
そしてこっちはパウア(Paua)というアワビの貝殻です。お土産屋さんにも売ってたりしますが、自分で拾えるならタダですもんね。
こちらも磨けばもっと光沢が出ます。
町に帰ってきて、最後にポピーズリアルホームメイドアイスクリーム(Poppy's Real Home Made Ice Cream)のお店で、お姉さんお手製のベリーチョコとホーキーポーキー味のアイスを食べました。冬でもアイス。
アイス最高。
次にカイコウラに来る時はクジラやイルカを見て、クレイフィッシュやまた違った味のアイスも食べて、ゆっくり滞在したいなと思いました。
この後はクライストチャーチというニュージーランドで2番目に大きな街へ向かいます。