【ワーホリ】夢のホビット村へようこそ
ロードオブザリングのホビット村へ。
ここは映画のロケ地になった場所で、ファンタジーな世界が広がっています。
私たちはワイトモ洞窟とキウイハウスを観光した日に、ホビット村の拠点となるマタマタ(Matata)に一泊しました。
自力で行ったのでゆっくり町が見れるのが嬉しいですよね。そんなに大きな町じゃないですが。
ここの町の観光案内所アイサイト(i-SITE)はホビット仕様でした。この時点でテンション上がります。
細部まで作り込まれた外観がかわいい。
朝ごはんはこのアイサイトの見えるカフェでいただきました。
フラットホワイトというコーヒーと、ニュージーランドでよく食べられているミートパイ。なんともいい眺めですね。
ホビット村は、正式にはホビトンムービーセット(Hobbiton Movie Set)と呼ばれています。
時間指定のツアーでしか中に入れません。先ほどのアイサイトでも予約ができるようなのですが、人気なので売り切れになることもしばしば。私たちはネットで予約したので大丈夫でしたが、朝の時点で「本日分の予約は満員です」と言われているおばちゃんがいました。
こちらがホビット村入り口。
天気に恵まれました。
受付もかわいい。
予約していた旨を伝えると、チケットとパンフレットをもらえます。パンフレットは日本語版もあるので安心です。
受付に並んでいると、ホビット族のフード付きマントを着ているお客さんを見かけました。
どこで借りれたんだろう…。気になります。
チケットの絵柄はランダム。
上から2枚目は夕暮れ時に実施されるナイトツアーの写真です。夜も魅力的なんですよね。行ってみたい。
ホビットのセットは現実から隔離された場所なので、受付エリアからセットエリアへはバスで向かいます。
ここからは自分の申し込んだ時間のグループ全員で一緒に行動していきます。
車窓からはニュージーランドの広い大地が見えました。ところどころに牛や羊も。
セットに到着してからは写真撮りまくりです。
現実じゃないような世界が目の前に広がっていて、とにかく全てがかわいい。
丸くてカラフルなドア。
お花もきちんと手入れされています。
赤いドアは特に映えますね。
ポストにも注目。
細かいところまでかわいいんです。
畑もあります。
今の季節はカボチャがたくさん収穫されていました。
こちらは魚屋さん。スモークした魚が家の外に吊るしてあります。
チーズ屋さんは窓から家の中をのぞくとたくさんのチーズが。
このほかにもはちみつ屋さんなどもありました。
洗濯物が干してある家。
服は小柄なホビットサイズでした。
それぞれの家に特徴があって、ホビット族が本当にここで生活をしているかと思えるつくりです。
世界観をつくるのが上手だな。
そして、丘の一番てっぺんにあるここがフロドとビルボの家です。
ここからの見晴らしは抜群。
パーティーツリーと呼ばれている大きな木がよく見えます。
彼らの家を過ぎて、池にかかる橋を渡ると、居酒屋 緑竜館(グリーンドラゴン)が見えてきます。
ここでは1人1杯飲み物がもらえて、アルコールとノンアルコールが選べます。
私はドライバーだったこともあり、ジンジャービアをいただきました。
私のお気に入り、ジンジャービア。
「ビア(Beer)」という名前がついていますがソフトドリンクで、生姜が濃いんジンジャーエールのような感じです。
休憩時間内は自由に過ごしていいので、部屋の中で飲んだり、外へ出てうろうろしたり。
軽食も売っているので、パイを注文している人もいました。
室内もかわいかったです。
暖炉は本物の火。すてき。
外の木にはランタンが吊るしてありました。
ちょっとアジアンテイスト。ナイトツアーではこれに明かりが灯るのかと思うとキュンとします。
しかし、楽しいひと時もつかの間。ここで事件が起こります。
その名も「ハチ事件」。
私は外のベンチで飲んでいたんですが、3口分くらいを残してベンチにカップを置いて、写真を撮ったりぼーっと景色を眺めていました。
すると、このジンジャービアの甘い香りに誘われて、ミツバチ達が私のカップにどんどんたかりにきたんです。
焦る私。
最初は数匹だったので手で追い払うと逃げて行きましたが、そのうち手がつけられないほどにミツバチが増えていきました。
私のジンジャービアが!
この写真を撮った後、倍くらいの数になりました。
ミツバチはハチの中でも攻撃性は低い方だと思いますが、もし私を敵だとみなして刺してきたらとんでもないことです。痛いし。
結局その残りは飲めず、でもカップは返却口に返さなければいけないので、ちょっと遠巻きに様子を伺っていました。
そうすると、タイミングのいいところにスタッフのおばちゃんが現れました。ヘルプミー。
おばちゃんに「たくさんハチがいてカップが触れない」と伝えると、よくあることのようにカップをつかんで、中に少し残っていたジンジャービアを捨てて、返却口へ持って行ってくれました。
ありがたい!!
最後の数口が飲めなかったけどハチに刺されることもなく無事に帰れるな、と思っていたところに先ほどのスタッフのおばちゃんがカップを持ってやってきます。「どこ?ジンジャービアの子?!」
私しかいないよね…。
なんと、もう一度飲めるようにと満杯のジンジャービアを持ってきてくれたのです。
何て親切な人!ありがとうございます!
しかし、私たちのグループの自由時間が終了間近だったので、たっぷたぷのジンジャービアを一気飲みするしかない私。
そして意外にカップがでかいんです。
ハチにたかられたと言えども、ほぼ1杯分は飲んでいるので、結構きつい。でも、おばちゃんの親切をむげにはできない。
そう、もちろん一気に全部飲みましたね。
ありがとうおばちゃん、ありがとうホビット村。
いい思い出ができました。