【ワーホリ】ピアノと闘牛のいる美術館
クライストチャーチにはアートギャラリー(Christchurch Art Gallery)という美術館があるので行ってきました。
近くにはアートセンター(The Arts Centre)という施設もあってちょっと混乱しましたが、こちらの方が美術館という感じです。
現在地はクライストチャーチ。
実はウェリントンでも美術館に行ってみたんですが、街のいたるところにアートが散りばめられてるからなのか、テパパ博物館に比べて規模が小さかったからなのか、展示はあまりピンとくるような感じではありませんでした。
なので、クライストチャーチの方ではどんなものが展示されているか楽しみです。
まずは外観。
波打つガラス張りの正面玄関がかっこいいです。
そして中庭にはグランドピアノとそれに乗る闘牛。
雨ざらし。いいのか。
太っ腹な展示だなぁ。
その横にはピカソのゲルニカ、マティスのダンスといった絵画や建築物などまでの距離を示した標識がありました。
こういうのおもしろくて好きです。
では入館しましょう。
入館料が無料なのはありがたいです。
写真も著作権を侵害しない条件で撮影OKでした。
天井にさっそくアートが出現。
階段を上がって近づいてみると、イスに蛍光灯が刺さってました。斬新。
こちらは私のお気に入りのひとつ。
昔の空港のフライト表みたいに、上下でひとセットになっている板が並んでるアート作品です。
上側の板がパラパラめくれてきて、この作品全体の色合いが変わっていきます。ランダムにめくれていくのと、機械仕掛けなのでカチャカチャという小気味のいい音がするのでずっと見てられます。
そしてこちらもお気に入り。
ニワトリとおじいさん。サイズは等身大ではなく80cmくらい。
このおじいさんが本当にリアルですごいんです。
シワといい、皮膚の下に透ける血管の色といい、背中にあるシミといい、今にも動き出すんじゃないかと思うくらい上手に作られてます。
でもこのリアルさ、どこかで見たことあるなと思ったら、青森県の十和田市現代美術館で見た巨大な人間の作品と作家さんが同じでした。
常設展と企画展がありましたが、建物自体がそんなに大きくないので時間もそんなにかからず見れます。
でもその代わり、作品の入れ替わりがよくあるんじゃないかと思いました。また次来たら違うものが見れるかもしれませんし、もうリアルなおじいさんには会えないかもしれません。見れてよかったな。
ミュージアムショップもステキです。
夜は外壁についてるネオンが光っていました。
EVERYTHING IS GOING TO BE ALRIGHT
「全てうまくいく」という意味です。
寒い中、夜道を足早に歩いてて、ふと顔を上げたらこのネオンサインが目に入って、思いがけずに元気づけられるってなんだかステキな光景だな、と想像しました。
アートって人の気持ちを緩めたり心を豊かにする効果があるって思うんですよね。
今回は残念ながら有名な"巨大な手"には出会えませんでしたが、なんでもウェリントンに移されたとか。
この巨大な手というのは、美術館の屋上に設置された約5mの手の形をしたオブジェで、手の甲に人の顔が彫られています。かなり個性的な作品なので、一部の市民からは気持ち悪がられてたようです。でも個人的には、中学生の頃に美術の先生の趣味でそういう謎のアート作品を授業で作ったので、ぜひ見てみたかったんですよね。またウェリントンへ行くしかないようです。
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