旅と、ごはんと、それから私

1988年生まれ理系女子による旅&ごはんブログ。「いってきます」と「いただきます」を楽しみに生きています。

【ワーホリ】大興奮のテパパミュージアム

ウェリントンは思っていた以上に楽しい街でした。
特に気に入ったのがニュージーランド国立博物館、通称テパパです。

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現在地はウェリントン。南島へ行くまでしばらく滞在します。

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このテパパミュージアム、正式名称は、ニュージーランド国立博物館テパパトンガレワ(Museum of New Zealand Te Papa Tongarewa)といいます。
この「Te Papa Tongarewa」はマオリ語で「この土地の宝物がある場所」という意味だそうです。ステキな名前ですよね。

まず目につくのは、入り口横にある地球儀のオブジェ。

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水のない地球だったり、地球の重力場を表しているようです。
入る前からおもしろい。期待大です。


では中に入ってみましょう。

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ここで大事な入場料について。
実はここの入場料は寄付制です。入り口に箱があるので、入れるのは1ドルでもいいし、入れなくてもスタッフの人に何か言われるわけではありません。
日本ではあんまり考えられないような仕組み。
もちろん私は数ドル入れましたが、金欠の旅人には嬉しいですね。


私は農学部出身なので生物系の展示に特に興味津々でした。

虫嫌いな人ごめんなさい。
まず、ジャイアントウェタの展示があってテンションあがりました。

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ニュージーランド固有の種で、ざっくり言うとめちゃくちゃでかいコオロギみたいな虫です。写真では伝わりにくいかもしれませんが、手のひらくらいの大きさがあります。


そしてこちらはモアの剥製。

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ダチョウのように飛べない巨大な鳥で、ニュージーランドではもう絶滅してしまいました。

骨格標本もありました。

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ここでおもしろかったのが、壁にある骨の影。
実はライトアップされてできた影ではなくて、プロジェクターから映し出された影なんです。なので、たまに動きます。
初めて動いてるのを見た時、私は影だとばっかり思ってたのでめちゃくちゃびっくりして、でも周りを見ても誰も気がついてなくて、私だけに見えたのかな…とドキドキしてました。
展示は真面目なのに、演出がおちゃめで本当におもしろい。


キウイの剥製は小さくてかわいいです。

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そういえばキウイも飛べない鳥ですね。
ニュージーランドにはペンギンもたくさんいるし、飛べない鳥が多いなと思いました。天敵となる大きな肉食動物がいないからですかね。


こちらは鳥の巣型の展示スペース。
ここも展示方法が特徴的で素晴らしかったです。

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中にはたくさんの種類の鳥のパネルが並んでいて、イラストと説明書き、実物大の卵がひとセットになっています。

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そしてパネルの中央にあるこの卵を触ると、スピーカーからその鳥の鳴き声が聞こえるという仕組み。
子ども達はただ音がなることが楽しくて触りまくってましたが、きっと知らず知らずのうちにこれが学びになってるんだろうなと思いました。ステキな学びだな。


こちらはダイオウイカのホルマリン漬け。

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最高。
楽しすぎる。こういうの大好きです。


これは何だと思いますか?

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正解はシロナガスクジラの心臓の実物大模型なんです。
子どもは血管の中に入って遊んでいいそうです。でも本当にこんなに大きいなんて信じられません。
すごい。世界は驚きに満ちてますね。


もちろんマオリの文化についての展示もたくさんありました。

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でも撮影禁止のところも多くてあまり写真に残していません。
船やグリーンストーンのペンダント、武器、木彫りのオブジェ、小屋など、かなりのスペースを割いて展示してありました。今まで仕事とかでマオリの人としゃべったりする機会はありましたが、文化について展示から学ぶのは受け取るイメージがまたちょっと違うな、と感じました。

こちらはマオリのモチーフがたくさん飾られたステージ。

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よく見るとこのモチーフ、ペラペラした薄いものでできてるようです。きれいだな。

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こちらはアートコーナー。

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この中に1つだけ鏡があって、それにうつる自分もまたこの絵画たちのひとりですよ、というユーモアもおもしろいです。

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現代アートはやっぱりいつも"考えるな、感じろ"的なメッセージ性がありますね。
なぜ赤いロウでコーティングしてあるのか謎。壁にかかっているひとつひとつから「感じろ」と言われている気がしました。


実は外にも植物の説明や洞窟に見立てたトンネルの展示があったりして、見応えありました。

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これら以外にも本当はもっとたくさん展示があったんですが、話すとかなり長くなるのでこの辺で。


脳みそが知識で満たされる感じ、とっても好きです。また行きたいな。

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