旅と、ごはんと、それから私

1988年生まれ理系女子による旅&ごはんブログ。「いってきます」と「いただきます」を楽しみに生きています。

【ワーホリ】暖かく凍てつくワイマング火山

湯気が立ち込めるワイマング火山渓谷(Waimangu Volcanic Valley)まで足を伸ばしました。

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ロトルア中心部から車で約30分。
北海道の登別温泉にある地獄谷ような、火山の噴火活動の跡を見るのが好きな私。地質的にも化学的にも生物学的にも見てて楽しい場所です。
ニュージーランドに来る前からワイマングには絶対行ってみたいと思っていました。

今回は入り口からゴールの湖まで全長約3.5kmのハイキングコースを歩きました。

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地球のはじまりを見てきます。
受付で日本語訳のパンフレットがもらえるので、詳しく知りたい人はおすすめです。専門的な記述もあって、私は読んでかなりテンション上がりました。


まずお目見えするのは、エメラルド湖。

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日が沈んできて山の陰になりつつあるので、エメラルドグリーンなのかどうかが確認できませんでしたが、岸辺にはピンク色のシダ、アゾーラという浮草が生えていました。

次に見える大きな湖はフライパン湖。
ちゃんと英語名もFrying Pan Lakeとなってます。

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フライパンでお湯を沸かしてるところ、というイメージでしょうか。おもしろい。
太陽が水面に反射してキラキラしていたり、ところどころで湯気が渦を巻いていたり、とてもきれいな景色でした。

ちなみに、平均酸性度はph3.5だそうです。
思ったより酸性度高いです。

ここはフライパン湖から流れ出る川。

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いろんな種類の鉱物(アンチモンモリブデンタングステンなど)が藻と一緒に川のふちなどに付着して不思議な色になってます。
ブクブクと沸いてる場所も。

次はインフェルノ火口湖。

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湯気がすごすぎて何も見えない。本来なら湖の色がミルキーブルーに見えるそうです。残念。
でも、そこから流れ出る熱湯の川(左)はちょっとミルキーでした。右側はフライパン湖からの川で、合流しています。

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ただ、ミルキーな色とは裏腹に、パンフレットによると温度が熱すぎて川底の藻を焼き尽くしながら流れていってるそうです。怖。


見所の多くは手前エリアにあったので、あとはひたすら一番奥のロトマハナ湖まで歩くのみ。

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足湯によさそうな場所もありましたが、帰りのバスの時間もあったので寄り道できませんでした。
また来る時はお弁当と足拭くタオルを持ってゆっくり来たいです。


すると、途中で白っぽくなってる草を発見しました。
近寄ってみると、なんと、凍ってる!

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霜ばしらが溶けずにそのまま残ってるようでした。

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さっきまでずっと沸いてるお湯の川沿いを歩いていたので気づかなかったですが、外気温は5℃。
地熱のエネルギーで地面があったかいとかと思いきや、そうでもないんですかね。不思議です。


そして最後はタラウェア山とロトマハナ湖。
山が夕日を浴びて、とてもきれいでした。

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しかし、あたりはすっかり夕暮れに。
16:35の最終バスに乗って入り口まで戻りました。これに乗れないと閉園時間の17時に間に合わなくて、街灯もない真っ暗の山の中できっと迷子になるはず。

ちなみに、そのバスは日本から輸出されてきたらしく「冷房車」という表示がありました。

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君はどこかの町で使われてたんだろなぁ。リタイアした後も違う国で大切に使ってもらえるなんて、よかったね。
なんだか、ほっこりした帰り道でした。


ワイマングのHPはこちら https://www.waimangu.co.nz

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